こんにちは!
印刷物の色にこだわる方なら、Japan Colorという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。Japan Color認証制度とは、印刷物の色の国際的な基準であるISO(国際標準化機構)に準拠し、日本のオフセット印刷における印刷色の標準に基づいて認証を行うもので「標準印刷認証」「マッチング認証」「プルーフ運用認証」「プルーフ機器認証」「デジタル印刷認証」の5つによって構成されています。
三共グラフィックは、「標準印刷認証」を取得・更新し続けており、印刷物を作成する上での高い技術力・基準を認められています。
Japan Color標準印刷認証とは
標準印刷認証は、「Japan Color」をターゲットとして、安定した品質の印刷物を作る能力があることを認める「印刷認証」です。
「Japan Color」で決められた基準範囲の印刷物を安定的に印刷出来る工程能力を認証します。認証基準でのチェック項目は、次の三点に分かれます。
★管理状況(管理状況チェックリストでの確認)及び工程管理責任者等の有無等
★印刷OKシートにおける色差・・ベタ濃度のLab値
★連続印刷時における振れ幅・・ベタ濃度のLab値と50%のドットゲイン値
ちなみにヨーロッパやアメリカにも「FOGRA(フォグラ)」、「SWOP(スウォップ)」という印刷の色基準があります。
更新の必要性
Japan Color標準印刷認証の更新の必要性について。
これは単なる「更新」ではありません。Japan Color標準印刷認証は、一度取得したら終わりというものではなく、定期的な審査によってその品質が維持されているかを厳しくチェックされます。つまり、常に最新の基準に適合する色管理体制を維持し、安定した高品質な印刷物を提供し続けているという証なのです。
なぜJapan Color標準印刷認証が重要なのか?
「印刷物の色なんて、多少違っても分からないんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、色のズレは、企業のブランドイメージを損なったり、商品の魅力を半減させてしまったりする可能性を秘めています。例えば、企業ロゴの色が毎回バラバラだったり、商品の色が実物と大きく異なっていたりしたらどうでしょうか?お客様の信頼を失いかねませんよね。
Japan Color標準印刷認証を取得・更新しているということは、下記のメリットがあることを意味します。
★安定した高品質な色再現: どんな印刷物でも、常にターゲットとする色を正確
に再現できる高い技術力がある。
★国際標準に準拠: ISOに準拠した色管理を行っているため、国内外問わず安心し
て印刷を任せられる。
★顧客満足度の向上: 顧客が求める色を忠実に再現することで、期待を超える満
足度を提供できる。
印刷の未来を担う印刷技術
デジタル化が進む現代においても、印刷物は私たちの生活に欠かせない存在です。パンフレット、パッケージ、雑誌、書籍など、手に取る印刷物の「色」は、私たちの心に直接語りかける大切な要素です。
Japan Color標準印刷認証の更新を通じて、高品質化な印刷物が、私たちの暮らしを豊かにしてくれることを願っています!
色にこだわる印刷物に関して、ご相談はこちらからお願いします。
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参考リンク
Japan Color認証制度
https://japancolor.jp/
認証取得企業一覧
https://japancolor.jp/company_list/all/003/