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アンシャープマスキング

アンシャープマスキング

スキャナーで画像の濃淡の差を強調するために行うシャープネス処理の手法の一つ。
カメラ製版のぼけマスクと同様の効果があります。スキャナー(入力)は、原稿を読み取るメインアパーチャーよりも大きなアンシャープ用アパーチャーによりアンシャープ信号を取り出します。
原理は、暗から明に濃淡が変化する画像があり、スキャナーが走査する場合、はじめにアンシャープ用アパーチャーによりアンシャープ信号が濃淡の変化を受け、信号が変化します。
その後、メインアパーチャーも濃淡変化によりメイン信号が変化します。濃淡差の部分を越え、メイン信号が一定になってもアンシャープ信号は変化を続けます。
この走査により、取り出したメイン信号からアンシャープ信号を差し引いたアンシャープマスキング信号とメイン信号を加えると、輪郭が強調された信号を取り出すことができます。
また、同様の意味を持つUSMという単語もあります。

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