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2019.06.20

護衛艦の名前の話(後編)

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こんにちは、製版部のTです。

前回に引き続き護衛艦の名前の話です。

護衛艦のうち、DDHという空母タイプのヘリコプター搭載大型護衛艦には「ひゅうが」「いせ」「いずも」「かが」など旧国名をつけられています。

戦後長らく旧国名を持った護衛艦は存在しなかったのですが、これはやはり「大和」「長門」「伊勢」「山城」などの戦艦につけられていた艦名を小さな護衛艦に安々とはつけられない、というのと戦後の一時期、特に戦争のイメージの強い旧戦艦名をつけるのはちょっとはばかられたのでしょう。

ですが、近年災害派遣などを通じて自衛隊に対する理解が進んだのと、戦前の戦艦、空母とほぼ同じ大きさの大型護衛艦が建造されるようになり、「戦艦、空母の名前つけても名前負けしなくない!?」という事になったのかもしれません。

旧国名由来の艦名自体はだいぶ前からつけていい事になっていたのですが、弊社でもお世話になっている出版社の創業者様の昔のエッセイで「近い将来旧国名を持った護衛艦が登場するだろうが、絶対につけられないであろう艦名がある。それは護衛艦えっちゅうである」と書かれていて思わず吹き出しそうになりました。確かに越中といえばどうしてもふんどしのイメージが強すぎて、護衛艦の名前としてはちょっと…かもしれませんが、弊社は創業者を初めとして越中富山出身者が多く笑うに笑えないという事もありました。

しかし現行の4隻のDDHは今後数十年は運用する事になっており、次のDDHが建造されるのはいつのことやら…という状態ですので「えっちゅう」で心配する必要は当面なさそう…なのですが、最近このDDHのうち、いずも型を空母に改造する、という話も出ておりどうなるかわかりません。DDHは主に対潜水艦戦(ASW)用に建造された護衛艦であり、空母としての運用の比重が大きくなればひょっとすると海上自衛隊が重視するASWに支障をきたす…かもしれません。むろん海自は織り込み済みかもしれませんけれど。
 
空母になったからと言って海上自衛隊では艦名は変わりませんが(海上保安庁は巡視船の名前を所属替えなどによって頻繁に変えています)、もし今後海上自衛隊で最初から空母を建造するとなると、戦前の艦名基準に則り「ひりゅう」「ずいかく」「しょうかく」「ほうしょう」などの瑞祥動物、つまり鶴、龍、鳳凰、縁起の良い空に関係する動物由来の艦名がつけられるのではないでしょうか。
 
ただ、現在海上自衛隊に「ひりゅう」の名前を持つフネはいないものの、日本海軍の空母「蒼龍」「雲龍」等の「龍」のつく名前は現在潜水艦「そうりゅう」「うんりゅう」に引き継がれており、空母「ひりゅう」が実現するかはわかりません。でも潜水艦なのに「飛」龍はおかしいですよね。

今年は秋に海上自衛隊の観艦式が開催されることが決定しており、一般の方も応募出来ます。大変倍率が高くなかなか難しいですが、40隻以上の艦艇による華麗な艦隊運動は壮大の一言で一見の価値があります。みなさんも一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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