SANKYO MAGAZINE

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2019.11.29

古の機械達に感謝

技術

朝夕はめっきり寒くなって参りました。画像処理担当のSです。

弊社では常に時代に合わせた最新の機器を導入し、
お客様の要望に応えるべく日々業務に励んでいます。
かといって古い技術をないがしろにしているわけではございません。
古い技術や知識、機械やそれを扱う職人技ともいえる技術があってこそ今に至るわけであります。
今回は弊社において以前は大活躍した機械。
今は新しい技術に置き換わって日の目を見る事は少なくなってしまった、
それでもまだ十分に動かすことができる。そんな機械達をご紹介したいと思います。

・ドイツのハイデルベルグ社製ドラム式フィルムスキャナ
銀塩写真のポジフィルムを円筒ガラスに貼って精密にスキャンするのがこの機械。
ポジフィルムを貼ったガラスの円筒が超高速で
ぐるぐる周りスキャンしてデータ化していくわけです。
初めて見た時は、何だこれは!と衝撃を受けたものです。
この円筒ガラスが超精密にできていて1本百万円はするから扱いに注意するように!
と脅された?記憶があります。
当時はこの円筒が常に回っていて心地良い機械音を奏でていました。
もちろん今ではデジカメ画像が主流となりカメラの性能も日々進化している時代です。

ポジフィルムで入稿されるお客様は次第に少なくなり日の目を見る事は無くなって行きました。
それでもまだ動くんです!
我々はいつでも動かすことができるように頻度は不定期ですが試運転を行っています。
メーカーのサポートも切れてしまい壊れたら終わりといった状況ですが、
動かすことができるドラムスキャナはある意味大変貴重かもしれません。
こうして稀にやって来るポジフィルムの入稿に備えています。

・ニューリー  SCAMERA A3 DOCU
主に漫画などの版下原稿を取り込みデータ化することに使用しています。
ドラムスキャナ程出番がないわけではありませんが、
漫画の原稿ももはやデータ入稿の方が圧倒的に多くなってきています。
入稿される版下原稿は古いものが多く、写植やスクリーントーンなども
剥がれかかっているものもある為、原稿の取扱いには要注意で作業を行います。
ちなみにこのスキャナを操作するためのソフトのバージョンの関係で使用するPCは
なんとWindows XPです。
2014年にマイクロソフトのサポートも終了していますがまだまだ現役で動きもスムーズです。
このスキャナもメーカーのサポートは間も無く終了するとのことです。
作家さんの思いが込もった版下原稿に触れられる機会も、次第に少なくなっています。

・富士フィルム ラノビアクワトロフラットヘッドカラースキャナ
画像処理チームで使用しているスキャナの中で
最も使用頻度が高いのがこのラノビアクワトロです。
家庭用プリンターでもスキャン機能がありますが、その高性能版です。
イラストや写真、拡大率が高くなければポジフィルムもこれで取り込みます。
また刺繍の作品をこれで取り込むこともありました。
その際は少しでも凹凸感を出せるように設定を工夫しています。
さらにネガフィルムもプレビューを見ながら色味を補正することもできます。
使用頻度が高いとは言えスキャンの依頼は少ないのが現状です。
このスキャナもメーカーのサポートは終了、
光源の蛍光灯などのパーツを交換用として購入してはいますが
これも今では販売終了になっています。

今回はスキャナ3台をご紹介しました。
これらはデジタルデータに置き換わって活躍の場を追われてしまった機械達です。
しかし、これらの技術、経験が現在のデジタルデータを扱うことに大変役立っています。
この機械達に感謝しつつ新しい機械、技術を取り入れて我々は進化し続けなければなりません。

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